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トラトラトラ


汝水のほとりに泊つた夜のこと、一睡してから、ふと眼を覺ますと、戸外で誰かが我が名を呼んでゐる。聲に應じて外へ出て見ると、聲は闇の中から頻りに自分を招く。覺えず、自分は聲を追うて走り出した。無我夢中で駈けて行く中に、何時しか途は山林に入り、しかも、知らぬ間に自分は左右の手で地を攫(つか)んで走つてゐた。何か身體中に力が充ち滿ちたやうな感じで、輕々と岩石を跳(と)び越えて行つた。氣が付くと、手先や肱のあたりに毛を生じてゐるらしい。少し明るくなつてから、谷川に臨んで姿を映して見ると、既に虎となつてゐた。
※中島敦『山月記』より抜粋



なんで、『山月記』を持ち出してきたかって?
それについては…
↓詳しくは此方をご覧下さいな。イーフイはただ今、こんな感じなんですわ。↓
妄想言動(影)





まあ、そんなこんなですが早く風邪を治して10日と13日に行われる【追い出しコンパ】には必ず参加する予定です。
ほら、酒は百薬の長ですし…ヽ (´ー`)┌
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by if-aluga000 | 2006-02-08 23:25 | 妄想言動

恐いもの

私にこの世に恐いものがあるならば、それは悪霊でも殺人鬼でもないのですよ。
私が恐れているのは、あの人が失望する顔です。
私が失望した顔をうっかり見てしまうことです。
これ以上ないほどに私はそれが恐い。
もしも見てしまったら、私はきっと石になる。
有機体である事をやめるでしょう。
だからどうか、たとえ失望したとしても…それを私に見せないで下さい。
こわい、こわい・・・・こわい・・・・・・・・・
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by if-aluga000 | 2006-02-02 16:08 | 忘却之葉

顔なしピエロ

あらゆる間接軋ませて
誰が為に演じるか
派手な服着た顔なしピエロ

化粧を忘れた道化師は 最後の笑みすら消えました。
舞台袖のカーテンで 醜い素顔をぶつだけです。
今はもう、優しさも慰めも ただの凶器に変わるだけ。
あぁならば 自らそれに飛び込みませう。
さすれば紅いお面が被れませう?
それとも色とりどりのバルーンに乗って 最後の一つがつぶれるまで
空を飛び続けましょうか。
あぁあはれかな
化粧を忘れた道化師の 心が一番醜かったのです。
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by if-aluga000 | 2006-02-02 16:06 | 忘却之葉