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~山陰旅行記~ 其の四:松江(古代浪漫探訪)

最終日は、出雲国の古代浪漫を満喫しよう!ってことで向かった先は『八雲立つ風土記の丘』。
まずは、資料館へ…。
入ってすぐに目に付いたのが、槍や剣、七支刀のレプリカ!!
『ご自由に触れてください』とか張り紙があったので、遠慮なく剣を持ってみました…。

重い!!!

いやはや、レプリカだから軽いかと思ったら、どうやら銅のようでした!
振り回せるような重さではなかったので、少し残念に思いながら(!?)資料館の奥へ…。

ここで印象に残っていることと言えば、『見返りの鹿』と『ヒンベエ』。
これがちょうど並んでおいてあるんですよσ( ̄∇ ̄;)
だからそれ見て、ついタク男と二人で

「馬かと!」
「鹿かと!」

とか言ってはしゃいでしまった次第であります。(ホント、バカ丸出しですね~)

また、勾玉の作り方が詳しくイラスト付きで書かれたものがありました。
今はきっと機械で削って簡単に作れるんでしょうけど、昔は石で根気強く削ってたんですから、きっと昔の人の方が忍耐強いだろうし、気も長かったに違いない!…なんて事思いました。

資料館を出て、古墳時代の住まいへ。
なんていうか、家の入り口が狭いし低い!!
古代人は現代人と比べていかに小さかったかが伺えました。(単に私がデカイってのもあるんでしょうが…σ( ̄∇ ̄;))
中はというと、ものすごい土のかほりがムンムン☆
もう、ホント、自然の家ってかんじです。
ここで記念に写真を一枚。
テーマは 『家族団欒』
まだ写真を見てないのですが、似非家族らしく写ってるかどうか心配です(。・O・。)

古墳時代の住まいを抜け出し、古墳を見に行こうかと思ったんですが、見慣れているので止めました。
ホント、見慣れてますよ~。何しろ私の家の目の前にありますからね~。

マジで、“ IN FRONT OF ”です。

まぁ、古の地では珍しくないことですが…(⌒‐⌒)

ってことで、蓮池を見に行きました。
なんでも、泥の中から古代の蓮の種が出てきて、それを現代に蘇らせる事に成功して、こうして栽培してるんだとか…。
私達は運悪く、1輪しか花を見れなかったのですけど、季節にはきっと満開で美しいのでしょう。

風土記の丘に別れを告げて、『出雲かんべの里』へ。
ここで、チャリをレンタルできるので行ったわけです。
そして一同、チャリで『神魂(かもす)神社』へ向かいました。

なんていうか、神社に着いてすぐにすごい霊気?っていうのでしょうか、感じましたね、此処。
イザナミの命を主祭神としており、国宝に指定されているそうで、現存する大社造りの社殿の内最も古いと言われ、格式の高い神社だそうです。
私達以外は誰もいなかったので、打った拍手の音が辺りに響いて、神社を囲む木々に吸い込まれていくような、そんな気がしました。
雰囲気バツグン!!!って事で、おみくじ~♪(当たりそうだから!)(…この罰当たりもん!!)
結果…

☆大吉☆

◎目上の人の思いがけない引き立てで、心のまゝに調のい仲良く暮らせます。色を慎み身を正しく目上の人を敬って目下の人を慈しめば愈々運開きます。

ってことで、さっそく先生を敬ってみたつもりです。(敬えてる自信無し!( ̄・ ̄;) )

ちなみに…

恋愛:誠意を尽くして接せよ



_| ̄|○il||li




・ ・ ・ ・ ・。
それぞれ色々とご利益を祈って、一同はチャリで『八重垣神社』へ、LET'S GO☆

途中、山道みたいな所を走ったのですが、そこでとんでもない目に遭いました!!!
私の前を走っていたI美が突然

「キャァァァァァーーー

ー!!!!」


と、絶叫。
何事かと、視線をI美に向けた時でした。
I美のチャリを漕いでいる足元から、何か白い物体が私のチャリの前車輪辺りに飛んできました。
そして、それが何かを確認した瞬間、私の口からも

「う゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁーーー

ーー!!!!」


と、声が固まりになって飛び出しました。

最初、白い蛇かと思ったんですよ。
しかし、そいつが飛び跳ねたんですね… (T-T)
蛇は這いますが、めったなことでは跳びません。
私の脳内コンピューターは瞬時に、ある生き物を打ち出しました。

スローモーションのように私の足ギリギリを跳んでいく、黄色がかった白い

 “蛙” 

しかもウシガエルなみに、

でかい!!!ヽ(TдT)ノ

私、蛇は結構好きなんですが、蛙は嫌いです。
幸いなことに私は蛙にぶつかることなく通り過ぎたのですが、可哀想にI美は足にモロぶつかったそうで、
「ヌルッっとしたぁーーー!!!(T◇T)」
と半泣き状態で、チャリを停めて必死に足をティッシュでゴシゴシと拭いておりました…( ̄・ ̄lll) 


そんなとんでもないハプニングを経て、ようやく(距離的にはそう遠くなかったのでしょうが、ホントこの時は遠く感じました)『八重垣神社』に到着。

此処は、日本に伝わる神話「ヤマタノオロチ」で、大蛇を退治したという素盞嗚尊(スサノオノミコト)と稲田姫(イナタヒメ)の二人が新居を構えた地ということから、縁結びの神様として有名らしいです。

「八雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣つくるその八重垣を」

興味のある方は、是非是非『古事記』を読んでみてくださいませ♪m(。_。)m

実は、私はこの神社がどういったことで有名なのか全然知らなかったんですねぇ…(勉強不足ですな(;^。^Aアセアセ…)
縁結びとは知っていたんですけど…。
出雲大社でお祈りしたのと同じようなことを再びお祈りして、帰るのかなぁ~と思っていたら、I美の一言。

「“鏡の池占い”しよう♪」

ずんずんと歩いていくI美について行けば、売店で何やら和紙を買うじゃありませんか。
それにつられて、私も訳が分からないまま、和紙を買えば、うっすらと

「恋もまたよし 北と西 吉」

なんて書いてあったので、「ふぅむ…なるほど~。ってか、またよしって何さ!!」とか思っていたら、またI美がずんずんと何処かへ向かって歩いていくじゃありませんか。
先輩もその後をすたすたとついていくので、私も後を追ったわけです。
男性陣はさらに私の後に。

ついたらそこは…。
『佐久佐女の森』と呼ばれる、八重垣神社後方にある森だったんですが…
なんていうか、神魂神社以上に霊気に満ち満ち溢れてました!!!
先程の八重垣神社とは全く異質の空気を放っていたので、「何だ!?この森!!」と驚いているところへI美のありがたい説明が。

なんでも、この先にある鏡の池ってところでさっき買った和紙に硬貨を乗せ池に浮かべて、早く沈めば早婚、遅く沈めば晩婚…という縁の遅速を占う縁結びの池 だなんて言うじゃあありませんか!!

「なんてこったい…!!そんなに重大な占いだったなんて!!!Σ( ̄ロ ̄lll) 」
「まぁ、結果がドキドキするなぁ~(* ̄∀ ̄*)」

のんびり~っとしたI美の声(さっきのカエル事件など無かったのごとく)を聞きながら、少しばかり、この占いに参加したことを後悔した私でした。
だって、絶対いつまでたっても私のだけ沈まなさそうなんですもの…(;o;)
そんな不安をさらに増長させるかのように、森はうっそうと茂る木々によって幽玄とした雰囲気に包まれており、池に近づけば近づくほど霊気が高まっていきました。
そして、霊気が極点に達した所で鏡の池に到着。
ドキドキしながら、そっと池に和紙を置き、その上に10円効果を一枚ぽつんと乗せました。
すると、いきなり私のだけ池の奥の方に向かって少しずつ動き始めたではありませんか!!

「えっとなぁ、奥に行くほど遠い場所に縁があるんやって~」

I美の声を聞きながら、「一体私の和紙は何処へ向かっているんだ!?」と思うような激しい動きを見せ、奥にそのまま行くのかと思いきや、いきなり急カーブ…池の右側へ。
そして、なんだか沈みそうな感じに10円硬貨の周りに水が溜まってきました。
I美はというと、置いた場所から少ししか移動せず、

「あれ~?うちのは動かへんで!?(笑)」

っていう状態(笑)。
先輩はというと、最初はあまり動かなかったのが、突然私の後を追うかのように右側へ移動し始めました。

「あー!イーフイのとSさん(先輩のこと)のがぶつかりそうや!!」

と先生が言うとおり、ホントあと数センチでぶつかってしまいそうな状態でしたが、あわやというところで、先輩のも私のもピタリと動かなくまりました。
そして…

「あーー!イーフイの沈みそう!!」
「あ、ホンマや!もう沈むで」

と一同が騒いでいるみるみる内に、10円硬貨を包み込むような形でスゥーっと池の中へ消えていったのでした。
その様子を見たとき、何ともいえない気持ちになりました。

「いやぁ~意外だわ。私のが先に沈むなんて…」
「なんか、順序踏まえて結婚 って感じやったなぁ」

そういうI美の和紙を見れば、先程の地点からやはりあまり動かず状態。
そして、そんなことを言っている側から唐突に池の中へ消えていきました。

「なんか、勢いで結婚 って感じちゃうかぁ?これ(笑)」

と、まさしくI美の言うとおりだったから、思わず

「案外、本当にそうかもしれんぞ~(笑)」
なんて言ってしまいました。(。・O・。)

そう騒いでいると、先輩のも後を追うように静かに池の中へ消えていったのでした。
何だか、じっくりと愛を育んでから結婚 というような感じで、女性3人の中では一番まともな感じを受けました(* ̄∀ ̄*)

結果:イーフイ3分 I美4分 先輩5分

占いどおりいけば、私イーフイは早く結婚できるようです(* ̄。 ̄*)
みんな早く結婚できそうで、めでたしめでたし☆

ちなみに旅行から帰ってから分かったことなのですが、ネットでも『バーチャル鏡の池占い』なんてものがあって、誰でも占えます♪
ただ、やっぱり本物でやった方が確かだと思います。
だって、あの森の雰囲気半端じゃないんですもん!!!!

こうして、一生忘れないであろう体験をした後、凄くやばそうなお店で昼飯を食べ、勾玉専門店で勾玉を買ったり、I美の1時間バス出発時刻勘違いなどがあった後、無事、バスに乗って家に帰ったのでした。

久しぶりに大満足した旅行で、8月までに溜まっていたストレスも解消され良かった良かった~と思いきや、もう3日後には大学のオープンキャンパスという、相変わらず最期まで過酷な夏休みを過ごしたイーフイなのでした…σ( ̄∇ ̄;)


★八重垣神社(バーチャル鏡の池占い)★
by if-aluga000 | 2004-09-26 04:24 | 妄想言動
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